最長10年間!住宅ローンの金利にも優遇措置があるのをご存じですか?

2017.07.24

優遇措置と聞くと税金をイメージされる方も多いと思いますが、住宅ローンの金利にも優遇措置があります。どんな優遇なのか、どうしたら優遇を受けられるのかを詳しくご説明します。

 

1. 現在の住宅ローン金利はどのくらい?

現在の住宅ローンの金利はどのくらいなのでしょうか。

ここ暫く低金利が続いていますが、年々緩やかな上昇傾向にあります。それでは詳しく見ていきましょう。

●固定金利と変動金利

固定金利とは

ローン借入時の金利が全期間変わりません。

フラット35は全期間固定なので、現在(H29年6月現在)1.53%の金利で最長35年間借入できます。例えこの先金利が下がっても上がっても1.53%の金利で返済していくことになります。

銀行の住宅ローンでは3年固定、5年固定、10年固定、20年固定があり、某銀行では

3年固定2.95%、5年固定3.05%、10年固定3.25%、20年固定4.25%

となっています。(H29年6月1日現在)

変動金利とは

金融情勢の変化に伴いローン返済の途中でも定期的に金利が変動し、半年ごとに見直しされます。某銀行の変動金利は0.675%(H29年6月1日現在) となっています。

金利について詳しくは「住宅ローンの借入は固定金利と変動金利どっちがお得!?」を参考にしてみて下さい。

 

●借入期間、融資率によって金利は違う

住宅ローンの借入をする場合、一番多く利用されているのがフラット35。

フラット35は全期間固定金利ですが、「融資率」と「借入期間」によって借入する金利が異なります。

融資率 借入期間 借入金利
90%以内  20年以下 1.01%
 21年以上35年以下 1.09%
90%超  20年以下 1.45%
 21年以上35年以下 1.53%

(平成29年6月現在)

借入期間

15年以上35年までの借入で、完済年齢は最長80歳までとされています。

借入期間20年を境に金利が変わります。


融資率

建設費に対する借入額のことです。

例えば、建設費3,000万円で住宅ローン借入額が2,700万円、自己資金が300万円の場合、

融資率は90%になりますが、90%以内か90%かで借入金利が変わります。

この場合だと借入期間によって金利は1.01% か 1.09%になります。

自己資金を1割超用意出来るかによって金利がこれだけ変わりますので、どれだけ自己資金を用意するかもよく考えて借入しましょう。

 

2. 金利の優遇って何?

 条件を満たしていれば表示金利(基準金利)よりも安い金利でローンを組むことができる、というものです。金利の優遇期間も「一定期間優遇」と「全期間優遇」があり、金利の優遇率や優遇される期間は金融機関等によって異なるので確認が必要です。

●金利優遇の条件

フラット35の場合

建築する住宅が、省エネルギー性や耐震・耐久性などに優れた住宅の場合、ローン借入当初10年間金利を引き下げるというものです。認定低炭素住宅や長期優良住宅、耐震等級3の住宅などがこれに当てはまります。

この住宅基準を満たした住宅の場合、ローン借入当初10年間、金利が-0.3%引き下げられます。現在(平成29年7月)の金利が1.53%なので、優遇金利は当初10年間1.23%となります。

例えば2,000万円を35年借入した場合、

当初10年間1.23%、残25年1.53%の場合の返済額

月々返済:58,626円、総返済額:25,257,203円

35年間1.53%の場合の返済額

月々返済:61,531円  総返済額:25,842,858円

月々の返済額は2,905円程の差ですが、総返済額で見ると約59万円もの差が出ます。

ちなみに、住宅をこれらの仕様にするには59万円以上費用が掛かりますが、金利の他にも税金(登録免許税や固定資産税等)も優遇措置があります。是非そちらも活用しましょう。

 

銀行の場合

優遇のための一番多い条件が、その銀行での預金口座があるか、給与振込があるか、クレジットカードの作成などがあります。

住宅ローン金利の優遇率や優遇される期間は金融機関等によって異なるため、借入を予定している金融機関に確認してみましょう。

 

3.だれでも優遇されるわけじゃない?金利の優遇を受ける2つのポイント

    住宅ローン金利の優遇は、借入をする全ての人にされるわけではありません。

金利は少しでも安くして借入したいですよね。住宅ローン金利優遇を受けるためのポイントを2つご説明します。住宅ローン金利優遇を賢く利用して、お得に住宅を取得しましょう。

 

  ポイント1.借入先の口座をもつ

住宅ローン借入を検討している金融機関に、公共料金の引き落とし口座や預貯金があるなど、取引状況により金利や借入事務手数料の優遇などがあります。

もし取引が無かったとしても、現時点で口座を作れば可能な場合がほとんどです。また、勤務先と取引のある金融機関などでも優遇してもらえる場合もあります。

ただし、細かい条件は金融機関によって異なりますので確認しましょう。

 

  ポイント2.建物の仕様で条件が変わる

建築する住宅が、認定低炭素住宅や長期優良住宅、耐震等級3の住宅などであると優遇対象になります。これは、耐久性や省エネ性など高い性能を持つ住宅を建築する人には、住宅ローンの金利や税金を優遇します、というものです。

それぞれに認定証明書等が発行されますので、金融機関に証明書の提出が必要です。

まとめ

         

いかがだったでしょうか?

 りんじろうビルダーの住宅は、耐震等級3のテクノストラクチャー工法を標準仕様で行っております。もちろん長期優良住宅、低炭素住宅も承っております。長期優良住宅や低炭素住宅にご興味のある方やご検討されている方は、是非一度りんじろうビルダーへご来社下さい。

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